株式会社 松尾建材

まつおブログ

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2022年07月11日暑中コンクリート|建築工事①

前回、土木工事における
暑中コンクリートの規定・注意点・対策を、
土木学会 2017年版 コンクリート標準示方書【施工編】に
沿ってご紹介いたしましたが、

今回からは、建築工事における
暑中コンクリートの規定・注意点・対策を、
日本建築学会 2018年版 建築工事標準仕様書・同解説
JASS5 鉄筋コンクリート工事 に沿ってご紹介いたします😄

【総則】
a.本節は、暑中コンクリート工事に適用する。
暑中コンクリート工事の適用期間は、特記による。
特記のない場合は、下記b.により定め、工事監理者の承認を受ける。

 土木工事と同じく、建築工事においても
夏期に施工されるコンクリート工事は、気温が高いことや日射の影響で
コンクリート温度が高くなり、ワーカビリティーや耐久性の低下など
種々の問題が発生しやすい状況にあります。
 その対策を行うためのコストが必要となることが考慮された結果、
暑中コンクリート工事として施工を行う期間は、特記によって
指定することとなっています。また、特記のない場合には、下記の
b.により適用期間を定め、工事監理者の承認を得ることが
必要と規定されています。

 
b.暑中コンクリートの適用期間は、
日平均気温の平年値が25℃を超える期間を基準とする。

 暑中コンクリート工事を適用する期間は、
特記のない場合、「日平均気温の平年値が25℃を超える期間」を
基準として定めると規定されています。

 土木工事では、「日平均気温が25℃を超える期間」とされていました。
「平年値」とは、西暦年の一の位が1の年から30年後の一の位が0で終わる年まで、
30年間分の気象データについて算出した平均値のことをいうそうです。
現在、「平年値」として使われているデータは、1991年~2020年の間の平均値になります。

気象庁|報道発表資料 平年値の更新について ~平年値(統計期間1991〜2020年)を作成しました~

 なお、近年の気候変動の影響で、平年値から得られた適用期間の日数の差が
この10年間で大きくなる傾向にあり、より正確な設定を行うためには、
直近の測定データから25℃を超える期間を予測する方法が考えられます。

 全国的に見れば、新しい気温の平年値はこれまでの平年値と比較して、0.1℃から0.5℃高くなっており、
直近10年で見ると、地域によっては、これまで暑中としてきた期間よりも前後10日間程度長くなる場合もあるそうです。
したがって、暑中期間の設定は、気候変動も考慮して安全側の設定とすることが望ましいとされています。

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